山上木材について

山上木材の生い立ちと
木材屋をすることになった経緯

山上木材の創業は、1959年(昭和34年)。滋賀県日野町中山で農業を営むかたわら、林業を手伝っていた山上昭三でしたが、伊勢湾台風が襲来。大量に山の木を切る必要が生まれ、親方に林業の仕事を勧められたことを機に、独立したと聞いています。

当初は山の木を伐採し市場に売りに行く仕事が中心でしたが、時代の変化と共に、新築住宅の建築が増加。日野駅から近い、現在の場所を購入し製材所を開始。1979年(昭和54年)4月、株式会社山上木材を設立し、2000年には息子である山上昇が社長に就任、2017年には3代目となる山上恭平が入社し、今に至ります。

時代の変化により、住宅建築の主体が地元工務店から全国展開の住宅メーカーへと移り変わる中、山上木材では、自社製材機を持つ強みを活かし、土木関係の材料、建築用製材へと製造・販売の幅を広げています。

  • 1959年
    山上昭三が独立(創業)
  • 1979年4月
    株式会社山上木材を設立
  • 2000年
    息子である山上昇が社長に就任
  • 2017年
    3代目となる山上恭平が入社

木材屋としての
森への関わり方の考え方

山で木を切り、切ったあとに
また植える。

上記は、創業者の言葉です。祖父が植えた木を3代目の孫が切り、何かに使った後にまた新しい木を植える。自分が植えた木を自分が使うのではなく、世代を超えて受け継いでいくことに、ロマンを感じます。
3代目・山上恭平が家業を継ぐかどうかを検討した時期は、京都議定書をはじめ、地球環境・自然環境について盛んに議論されていた時期でもあります。木は成長する際に、二酸化炭素を吸収し、炭素として固定します。建築材になった後は、家として50年、100年その場所にあり続ける存在です。
山を美しく保つためには、人の手は必要不可欠です。間伐、管理を行うことで、地球環境の改善や国土保全にもつながります。木材屋にとって、山は大切な存在です。いずれは、山の森林施業にも携わりたいとの思いを抱きながら、山を管理・維持できる経済循環を目指しています。



木材屋として
法人・工務店・一人親方に向けて
行っていきたいこと、考え方

山上木材では、自社内に製材機を所有しています。そのため、杭のサイズに関する細かなニーズの対応が可能です。また、外注ではありませんので、納期に関することもお気軽にご相談ください。

現在、地域の工務店も代替わりが進んでいます。新しい工務店や一人親方も増えています。「山上木材」の存在は聞いたことがあるけれど、一体どのような材木屋なのか?と思われているかもしれません。そういった方々と、新たな関係を結ぶため、ホームページによる情報発信にも力を入れる所存です。
現在の社長である山上昇は、40年以上木材に携わってきました。経営者として、また職人として自ら木を製材し続けたことで、多くの知識と経験を蓄積しています。
また、山上木材が直接製材していない木も、依頼があれば、流通先から仕入れて納品しています。これは、お客様が山上木材の目利きを信用してくださっているからこそ。
長年のお付き合いがある方からこれから新しくお取引を始める方まで、より良い信頼関係を構築をしできるよう、努めます。


これからの木材屋として
個人に向けて
行っていきたいこと、考え方

ホームセンターにもさまざまな木材が並ぶようになり、一般の人にとっても、木材は身近な存在になったかもしれません。しかし、一般の方が、木に関する知識を得る機会は限られていると感じます。

山上木材の近くには、ペット用のコインランドリーがあり、現在の社長がつくったウッドデッキがあります。節入りの木材がいい味を出しています。DIYが趣味の方、自宅のウッドデッキを自作したい方には、販売もしていますので、お気軽にお問い合わせください。

また自宅で薪ストーブやペレットストーブなどをお使いの方向けに燃料の薪やペレットを、農業を営む方向けに、木材チップによる堆肥の製造・販売を行なっております。
「木材屋=業務用」のイメージが強いかもしれません。しかし、山上木材では、気軽に木のことを相談できる木材屋を目指しています。